2018年12月19日海外通販(略してガイツー)利用者にとって、とんでもないニュースが流れました。
シマノがWiggle、Chain Reaction Cycle(CRC)にたいして、日本への出荷規制をかけたのです。
2019年からEU圏内にしかのシマノ製品の流通、販売がができなくなるという知らせでした。
見たい場所にとぶ
近年、海外通販の言語的バリアーがなくなり、多くの人が安い価格で自転車部品を海外から輸入できる時代になりました。
納期の長さを考えてもちょっと遠くのお店というイメージで購入でき、まるで国内のお店の通販サイトといってもおかしくないくらいの安心感があります。
それだけお客さんが海外に流れてしまっていたということは、シンプルに国内販売店の利益をそのまま奪ってしまうことに繋がります。
かれらを守るため、シマノは出荷停止の手段をとったのでしょう。
たしかに、この強制的な手段は国内販売店の売上向上につながるかもしれません。
ただ、我々はどうして安い値段で買っていたのでしょうか?
同じサービス、安い値段であったら安い値段で買う
国内販売店で買うメリットが見つからないという現状があるのではないかな、とかんがえます。
例えば贔屓のお店をもっているとある人は、少し値段が高くともそのお店で商品を買います。それはその商品だけでなく、そのお店、店員、サービスに対しても敬意をもってお金を出しているのです。
どうも自転車屋というと、パンク修理、タイヤ交換など少しの作業だと嫌な顔をするというイメージがあるように思えます。
もちろん、お店によってしっかりしているところもありますし、そのとおりのお店もあるでしょう。
つまりは、エンドユーザーと販売店の歩み寄りのバランスが大事なんだと思います。
お客側は積極的にお店に足を運んで店員と信頼関係を築く。逆に店員側は真摯にお客の希望に対してレスポンス、対応をする。
今回のシマノの対応に思ったのは、近年このバランスがかなり偏っていたのではないかなと推考しました。
おそらくこの流れは波及するかもしれません。シマノがこれだけ強制的な手段に出たということはそれだけの状況なのでしょう。
流れが変わらなければ、同じくUKのMerlin Cycleまで広がる可能性があります。
僕は以前自転車屋さんで嫌な思いをしてから、パーツの組付けから手組みホイールまで、すべて一人でできるようになりました。自転車屋に頼ることがなくなったのです。
ですので、このニュースを聞いたときすぐ頭に浮かんだのは、他のサイトで安く買う手段でした。
国内でよく購入するサイト
Amazon.co.jp:激安かはともかく、まず一番最初に検索するサイトです。
QBEI:Sanaほどではありませんが、安めの価格で自転車部品を購入できます。
参考 【楽天市場】Bianchi(ビアンキ)等多数の有名ブランドのロードバイクや自転車用品を取扱:自転車のQBEI 楽天市場支店楽天市場Bici Sana:サイト閉鎖につき本記事から除外しております。
海外でよく購入するサイト
Merlin Cycles:Wiggleと同じくUKの海外通販サイトです。
フレームと電動パーツが激安です。サイトは日本語化されておりますので、もしかしたら強制力が働く可能性があります。
参考 Bikes & Bicycle Accessories at Merlin | UK Online Bike ShopMerlin CyclesBikeinn:スペインにある通販会社であるサイトでは、シマノ製品が購入可能です。
公式bikeINN
BIKE24:値段は特に安いということはありませんが、品揃いが素晴らしいので、特にまとめて買うことが多いです。サイトは英語かドイツ語になります。
*BIKE24も同じく購入不可能になりました。
Shimano製品が買えないサイト
- Wiggle
- Chain Reaction Cycles
- Bike24
- Evans Cycle
- Bike-discount
- Probikekit

海外経由でシマノ製品を買えないのが当たり前になってきたね。
この日本への出荷停止処置は、国内ブランドであるシマノ製品だけにとどまるでしょう。(海外ブランドが日本への出荷停止をするメリットがあまりないため。よほど国内販売店のもつ、販路パワーに頼らないといけないなら話は別ですが。)
今後も注視していくべきトピックです。僕は今後もできるだけ安い海外通販で買いつつ、無くなって欲しくないお店にはお金を落としていくスタイルでいきます。
今の時代やはりなんでもインターネットで済ましてしまうという風潮にあると思います。リアル店舗では買わずにネットで買う、もしくは現物を店舗でみてそれより安い商品をネットで買う、確かにネット店舗は人件費も土地代もリアル店舗よりかかりませんし安いのも当たり前です。それは自転車業界にも言えることです。1週間程度の発送時間はかかるが7000円以上で送料無料、しかもヤマトも使えるししかも安い!なんて利用しない手はないでしょう。実際私もアマゾン並みにウイグルにはお世話になってます。今回のニュースは非常に残念でいっぱいです。客を奪われた店と取引を停止する、殿様商売というか保守的というかだったらSHIMANOもウイグルに負けないくらいの販売網を日本で確立するべきだった思います。
コメントありがとうございます。
今回のシマノのやりかたですがやり過ぎ感は否めません。国内のお店の立場を考えると気持ちはわかるのですが。
ただせめて国内外の価格差を10パーセント以内に統一させるくらいでよかったのではないでしょうか?(おそらくシマノとしては強制はできないので、お願いベースになるでしょうが。)
ぼくたちはインターネットのおかげで、値段が安くて、届くのが速いお店を探すことができるようになりました。サービスより金額自体にお店としての価値を感じてしまうのは、自転車という高価な趣味に興じる以上しょうがないところです。
リアル店舗もそれに合わせて強みを持たないといけないのでしょう。時代が変わると自分たちもそれに適応しなければいけません。
果たして、今回のシマノの対応は長期的にみて国内のお店の為になるのでしょうか?今後他の海外販売店や国内の激安店含めて注視していきたいと思います。