見たい場所にとぶ
CES2019に場違いな4iiiiパワーメーターの姿を発見
海外におけるスポーツ関連デバイスのレビューブログ最大手、ビッグコンテンツでもあるDC RAINMAKERはご存知でしょうか?
先日、4iiii関連の記事で見逃せないニュースがありました。
ラスベガスで開かれているCES(電子機器の見本市、おもに放送業界の新しい技術などがお披露目される)のとあるブースにて4iiiiパワーメーターが見つかったというものでした。
CESにパワーメーターが展示されるというのは、ちょっとした場違い感は否めません。本来4K、8K、ドルビーアトモスなどが発表されるの放送関連がメインの見本市ですからね。GARMINの新製品なども発表されることもありますが。
ちなみに、展示されていたブースというのがChiplo社のブース。ガジェット関連に明るい方ならおわかりかもしれません。Bluetoothのトラッキング(追跡)デバイスとして有名な会社です。TrackRやTileのライバル会社になります。
参考 Chipolo | チポロ | スマートアクセサリーChipolo | チポロ | スマートアクセサリーということはつまり、4iiiiパワーメーターに盗難対策として追跡機能が追加されるかもしれないということです。
4iiiiパワメに追跡機能 – その仕組みとは?
まずは、Chipolo社やTrackR社などの追跡デバイスについての説明が必要です。
トラッキング(追跡)デバイスとは
追跡デバイスとは本来、家の鍵や車の鍵などに無くしてしまったときに、スマホアプリで追跡できる製品です。
Bluetoothによる通信で追跡が可能で、しかしながらBluetoothというのは通信できる距離というのがGPSと違い20、30メートルと限られています。(Bluetoothのバージョンにより距離は変わります。)
では、もし100メートル先に忘れ物があった場合、どうやって追跡することができるのでしょうか?
答えはシンプル。自分以外の追跡デバイスが、自分の追跡デバイスのBluetoothの信号をキャッチしてアプリに表示してくれるからです。
つまり、僕以外の追跡デバイスのユーザーがたまたま、僕の追跡デバイスの近くに通りがかってくれる。するとその場所がアプリの地図上でオンラインになるというイメージです。
追跡デバイスは常に通信ビーコンを放っています。都市部などユーザーが固まっており、かつ数がおおいと追跡の精度が高まりますし、見つかるスピードも早くなるでしょう。
逆にユーザーが少なければその効果は半減してしまいます。
既存ユーザーもアプリをアップデートすればつかえるようになるのか
4iiii社が正式に発表していない以上、あくまで推測であり、今後どうなるかはわかりません。今回のニュースによると下記のとおり。
- パワーメーターの外見に変化なし。つまり既存のユーザーはそのままでOK?
- CESで展示されていたのは、ベータバージョンであったものの通常の4iiiiのiOSアプリ。アプリには新しいタブが追加されていたとのこと。
またこのアイデアが現実的に感じるのが、パワーメーターも追跡デバイスも常に信号を出している点です。やっていることは確かに同じといえば同じなので、追跡する機能は高確率で実現になりそうですね。
4iiii社のこのような試みは素晴らしく、ユーザー目線なのはとても好印象です。